オリエント1巻のネタバレと感想! 武士が悪役!?

大高忍先生の最新作品、オリエント1巻のネタバレと感想を書かせて頂こうと思います。

 

 

大高先生といえば、アニメ化もされたマギという作品がヒットを飛ばした作家さんですね。

 

 

そんなマギ作者がおくる今回は戦国時代の日本が舞台。どんな内容になっているか、それでは早速オリエント1巻のネタバレに行きたいと思います。

オリエント1巻のネタバレ 鬼と武士の関係

 

この話は、戦国時代、日本に突如飛来した鬼神という謎の未確認生物が名だたる戦国武将を討死し、人間は支配されました。

 

 

そして、その鬼たちが唯一、立ち向かうことができる人物。それが、武士です。

 

 

この物語の主人公、武蔵と小次郎(この名前にピンと来たら巌流島に行ってください)は切磋琢磨し、剣術の稽古をします。

 

 

なぜなら武蔵と小次郎で武士になり、町を出て鬼退治をし、武士団を作るのが夢だからです。

 

 

2人で武士団を作ると誓って五年が経ちます。武蔵はつるはしを持って鉱夫になっていました。

 

 

実は人間は鬼に支配されてから鬼を鬼神様、鬼様と神のように崇めるようになっていました。

 

 

そして、鬼の食事は鉱石ということで、鉱夫がもてはやされて学校でも授業の一環として石彫があるほどです。

 

 

反対に武士は鬼が支配する前、身分差別と暴力によって残虐非道な事をしたとして、化け物扱いされています。

 

 

なので、世間的にも鬼は英雄、悪役が武士という世界になっています。この物語が面白いなーと思ったのがここです。

 

 

鬼が神様と崇められ、武士は残虐な悪者。人間が鬼に支配されてる中、武士しての地位を取り戻せるのかがこの作品のポイントだと思います。

 

 

なので、武蔵は胸を張って武士になるとは言えません。周囲の期待、武士=悪という周りの環境。

 

 

そして、その雰囲気に飲まれて武蔵もみんなの前では鉱夫になると言っています。しかし、それは小次郎の耳にも届きます。

 

 

小次郎は学校には行かずにもう働いていました。仕事は実家でそのまま職人のようなことをやってるみたいです。

 

 

あ!因みに、小次郎は15歳でタバコを吸ってますが当時は15歳で元服という事で萌え大人の扱いをされていたから大丈夫です!多分。

 

 

小次郎の家に来た武蔵は昔の話通り武士団を作る話をします。ツルハシ型の刀を持って。武蔵は鉱夫をしながら剣術の修行をしていました。全ては小次郎と街を出るために。

 

 

しかし、武士になる事は差別の対象になるため、小次郎は素直に行きたいとは言いません。もとより、小次郎も小次郎の父親も先祖が武家。

 

 

そのせいで差別を受けていました。なので、冒頭の武士の話は小次郎の父親のホラ吹き話だと言われてさしまいます。

 

 

せっかく今日まで武士になるために頑張ってきた武蔵は小次郎に武士になる夢を諦めんなと反発します。

 

 

が、小次郎は武蔵がみんなの前で鉱夫になると宣言しているのも聞いていますし、小次郎の前と学校で言う事が逆の武蔵を信用できない、そんな奴に夢だの言われたくないと反論されます。

 

しかし、それは、小次郎の優しさです。武士になったら真っ当な人生を歩めないですし、鉱夫になれば安定した人生が待っていますから武士を諦めさせるためについた小次郎の暴言でした。

 

 

小次郎イケメンですね!ただ中盤で死ぬか消えるか説が自分の中では浮上してます。

 

 

鬼の正体と旅立ち

 

とうとう鉱夫として鉱山に入山する武蔵。ここの門の先には鬼がおり鉱山を発掘し、捧げるのがが鉱夫の仕事です。

 

 

いざ、門が開くと鬼が鉱夫を惨殺しています。現実世界では鉱夫はエリート官僚のように言われていましたが、その実、鬼という化け物のために死ぬまで石を掘るというのが仕事でした。

 

 

またこの鬼が着ぐるみみたいなので、迫力がないかな?と思ったら寄生獣のミギーみたいに口が開くんです。意外にグロいなこいつって思いました。

 

 

そう、小次郎の父親の言う事は間違っていなかったのです。武蔵は鬼は怪物だと知っていたので戦おうとします。しかし、刀は門の外で取られていました。

 

 

ボコボコに鬼にやられながら、周りを騙し、ほんとは自分自身を騙していたため本当の夢である武士になるという目標を見失いかけていました。

 

 

ですが、はっきりと武士が夢と武蔵は宣言します。鬼にパンチを食らう刹那。小次郎が救出に現れます。

 

 

小次郎も小次郎で、武蔵が本当に剣術を学び、鍛錬していた事を知りました。そして、その鍛錬の賜物で見事、鬼を退治することに成功します。

 

 

そして、改めて2人で鬼退治をすると小次郎と武蔵は誓います。

鬼神、現る

 

鬼を退治しながら先へ進む武蔵と小次郎。鬼神と言われる巨大な鬼の元へ向かいます。

 

 

道すがら、小次郎は武士になる事はあまりピンと来てない様子です。もう昔の夢や希望の話だと言う事です。

 

 

そんな話をしながら、鬼のボスの元へとやって来ました。鬼のボスは最初は弱そうな雰囲気でしたが、それは仮の姿。

 

 

現れたのは点をも覆い尽くす炎獄天狗という鬼神でした。弱そうな奴が強いパターンで、でも物語からしてみれば弱いパターンのそれです。

 

 

2人はその圧倒的な力で手も足も出ません。引こうと思ったその時、小次郎の刀を鬼神は食べようとします。鬼神の好物は金属なので。

 

 

ですが、小次郎は刀を捨てる事はしませんでした。刀は武士の誇りであり、父親の形見だったからです。これを失ったら自分の中の大切な何かを失いそうだから、死んでも話しません。

 

 

しかし、力及ばず食べられてしまいます。それを見た武蔵は寄進のはらわたをえぐって刀を奪還し見事、奪い返します。

 

 

こうして、武士としての誇りと刀を取り戻した小次郎、見事鬼神を倒した武蔵は改めて武士団をつくると誓うのでした。

 

 

参上!武田武士団

 

赤い鬼神討伐に自分たちの夢の第一歩だと喜ぶ武蔵。その背後からバイクに乗った集団が現れます。そう、人間の世界を取り戻すために町の外で鬼と戦い続ける武士団が登場します。

 

 

武蔵は赤い鬼神なら倒したと青い鎧の男に言いますが、鬼神は腹の皮を破られても死なないらしく、赤い鬼神は復活します。

 

 

俺たちが倒してあげるから戦線を離脱しろと青い鎧。鬼神の本領を発揮し始め、一瞬で武士団のメンバーを焼き殺します。

 

 

小次郎は離脱に賛成しますが、武蔵は自分の手柄を横取りされたと立ち向かいます。武蔵にとっては死ぬことより手柄を横取りされることが嫌だったのです。

 

 

なぜなら、小さい頃からの夢、武士になって鬼を倒すという夢をかなえる第一歩だからです。

 

 

同じ夢を見ているのに自分より勇敢な姿を見た小次郎は少し焦りを感じます。ここで、武蔵の影という感じで宮本武蔵の絵が武蔵の背後に描かれます。

 

 

あ!やっぱり、宮本武蔵と関係するんだと思いましたし、今後のストーリーが進むにつれて何か秘密が分かるかもしれません。

 

 

そして、その背後には武田武士団大将、武田尚虎がいました。武田武士団はすでに敵の弱点が分かっていました。

 

 

ですが、武蔵はただ突っ込むばかりで無謀な策ばかりでしたので尚虎にお灸を添えられます。

 

 

さらに、夢を語るには力がなさすぎるから今回の鬼神退治は諦めろと促します。

 

 

そこまで言ってもまだ闘いたいと願う武蔵。今、行かないと死ぬほど後悔するから行かせろと言います。

 

 

武蔵は地面を破壊することによって、鬼神の体勢を崩すことに成功。そのまま弱点である真角を破壊しようと試みます。しかし、折れたのは真角ではなく武蔵のツルハシ型の刀でした。

 

 

結局、尚虎が真角を折ることに成功します。武蔵の覚悟を理解し、武士の初手柄の重要性を分かった上で真角を破壊します。話はここで終わります。

 

 

オリエント1巻の感想

 

武士が悪者という観点はすごく面白いなと思いました。しかも、歴代の戦国武将が出てくるとなると、楽しみでしょうがありません。

 

 

絵の描写も1つ1つ細かく、鬼神の戦闘シーンや武田武士団の鎧なんか仮面ライダーみたいだカッコイイです!まぁ、鬼神はエヴァ○ゲリ○ンみたいだなってのが正直な感想です笑

 

 

また、武士の誇りとは?なぜ武蔵は勇敢なのか?その辺も今後分かっていくことでしょう。武蔵だけまだ名字が出てないんですよね。

 

 

日本の戦国絵巻で描かれる鬼と人間の対決。果たして人間は鬼の支配から解放されるのか?次回も楽しみです!

 

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